審美歯科
審美歯科について
昨今「審美歯科」という言葉を良く耳にします。 歯科業界において、この表現は正式な定義のあるものではなく、 要するに審美ということを最優先させて治療することなどを示していると思われます。
健康保険制度の問題もあり、日本では欧米に比べ金属の修復が多く確かに審美的と言えないのが実情です。 また、欧米では歯並びが悪ければ子供の時に矯正してしまいますが、 日本ではそのあたりも遅れており大人になった時の歯並びの悪さが審美を損ねている方も多いのが現状です。
人に与える印象としてスマイルが美しいことはとても大切なことであり、特に現代においては社会生活上重要なことでもあります。 しかし、ここで問題となるのは機能(食べる・話す)を無視したビジュアル重視の治療です。
例えば、
歯周病や噛みあわせに対する処置をしないまま被せ物だけを治療したり…
本来矯正すべきなのにその説明をしないまま被せ物だけで見た目を取り繕たり…
根の治療はぐちゃぐちゃということでは困ります。 まず、きちんと食事が出来る!話す事が出来る!治療が長持ちする! という条件がクリアされて初めて審美性を追求していくのが本筋ではないでしょうか。 またその審美性も一時的なものではなく、長く良い状態を保つために患者様も我々も色々な努力が必要不可欠なのです。
トレンドのように「審美歯科」という言葉が飛び交っておりますが
歯科のひとつの分野であり「美容」とは異なります。
審美歯科においての美の要素とは
審美歯科で実現する"美しさ"には、沢山の要素が関係します。 治療に使用する歯科用修復材のクオリティーはもちろんのこと、 ドクターの"美しさ"の 感覚や治療設備、リラックスできる環境も必要です。
審美では、こうしたすべての要素を兼ね備えて、はじめてあなたが望む歯の"美しさ"が実現できるのです。
つまり、審美の観点から見ると歯をきれいにするには、個人差があり、理想もそれぞれ異なります。
女性らしいスマイル、男性らしいスマイル、ナチュラルなスマイル、ハリウッドスマイル、若々しく、
個性的に…などお客様の様々な望みがあると思います。しかし、みなそれぞれに答えがあるのです。
まずはカウンセリングによって十分に話し合うことが第一歩です。
審美に限らず、歯の事ならお気軽にご相談下さい。